証券取引所では、一日に動く株価の大きさの限度を定めています。
これを「値幅制限」といいます。

これは急激な価格変動によって、市場が混乱し、投資家に不測の損害を与えないようにするためのものです。

株価がその値幅制限の上限まで上昇したものをストップ高、下限まで下落したものをストップ安といいます。

制限を決めずにそのまま成立させると、株価が何倍にもなったり、また半分になったりする可能性もあるのでそういうことを避けるために値幅を決めているわけです。

テレビなどでの株に関連するニュースなどでも、この言葉が聞かれることが多いですね。

 
制限値幅は株価の何%という決め方ではなく、株の前日の終値によって決まっています。

前日の終値が180円の株があるとすると、ストップ安が130円、ストップ高が230円の値幅で取引されます。

この株に売りが殺到して、値が下がったとしても130円以下にはならず、逆に買いが殺到して値が上がったとしても230円以上にはならないということです。

ストップ高とストップ安は「S高」「S安」とも言われます。

ストップ高、ストップ安になった株は、しばらく値上がり、または値下がりの傾向が続くので注意しなければいけません。