地震が多い日本に住んでいる限り、地震への備えは日々怠れません。

地震による転倒を防ぐためにタンスや食器棚を固定したり、重要なものを持ち出しやすいようにまとめて置いたり、万が一に備えて寝室にはきやすい靴を備えて置いたり、と安全性の確保に余念がありません。

しかし、肝心の家が倒壊してしまうようでは地震への備えも何もありません。
通常、建築基準法では震度6強から震度7くらいまでの地震に耐えられるように定められています。

しかししかし、昨今話題になった偽造マンションは、そんな住民の地震への備えをあざ笑うかのように安全への信頼性を裏切り、コスト削減のための構造計算書の偽造がされていることが明るみにされています。

そしてさらに驚くべきことは、偽造マンションは姉歯建設のみではなく、姉歯事件を初めとしていくつも存在していたことです。

明らかな欠陥ならともかく、マンションの骨組みの偽造を見抜くことなどは素人には到底出来ません。

しかし、規定に従った基準でマンションが作られていることが大前提として考えられている中で、このような偽造マンション建設が暗黙の了解のように行われていた事実があるということを念頭に置き、マンション購入の際は偽造に関する情報に細心の注意を払うことが必要ですね。