株主総会は、株主が重要な意思決定を行う機関です。

株主の権利に大きな影響を与える取締役、監査役の選任や重要な合併の決議などを行います。

毎決算期に1回開催されるものを定時株主総会、必要に応じて開催されるものを臨時株主総会と言います。

 
株主総会の決議は原則として多数決で行われます。

株主総会の決議には通常決議と特別決議があります。

通常決議は株主総会の議長選出や取締役・監査役の選出などです。

通常決議は総株主の議決権の過半数に当たる株主が出席し、その過半数が賛成することによって成立します。

また特別決議は会社定款の変更や株式併合、会社合併、減資、株式交換、株式移転などの重要事項についての決議を行います。

特別決議は総株主の議決権の過半数の株主が出席し、その3分の2以上の賛成で成立します。

かつての日本の企業の株主総会は6月末の特定の日に集中して開催され、短時間で終わるシャンシャン総会が多かったのですが、今は株主重視の観点から開催日も分散され、質疑応答の時間も十分に取られるようになっています。

サラリーマンなどの個人投資家も出席しやすいように土曜日や日曜日に総会を開催する企業も増えてきました。